埼玉県越谷市の庭 坪庭の樹木植栽終了 平成22年11月2日
只今、千葉県、埼玉県、茨城県、神奈川県と、4県で当社の庭つくりが同時進行中です。
今年の記録的な猛暑の影響で、夏の2ヶ月間、植栽工事がストップしてしまった影響と、そして季節外れの天候不順の影響とのダブルパンチで、庭つくりの予定が重なってしまいました。
お待たせしながらの庭つくり、お客様には大変ご迷惑をおかけしております。一つ一つ、真心をこめてつくり上げてまいりますので、どうかご理解くださいませ。
今日は埼玉県越谷市Kさんの庭、樹木植栽が大方完了しました。
若きご家族の新築家屋です。素晴らしい日本建築です。設計施工は日本の伝統的な建築技術を活かした木の家をつくり続けている、けやき建築設計の若き建築家、畔上順平氏の仕事です。
家屋の外環境を設計施工させていただきました。写真は本日植栽が終了したばかりの家屋坪庭の風景です。
栗の無垢材のウッドデッキ際に設けた水鉢は、メダカなどのビオトープとして楽しんでいただくべく、配しました。
坪庭というものは、一つの狭い庭を、家屋室内の三方あるいは四方の部屋から楽しむことができる、とても効率的な在り方と言えるでしょう。
かつての日本建築における坪庭というものは、単なる観賞のための庭ではなく、長屋の奥にまで外の風を誘導するための環境機能的な意味がありました。
坪庭と言うと、京町屋をイメージされる方が多いと思いますが、それは夏の住まいを快適にするための環境装置だったのです。
3方の室内からそれぞれ違った庭の表情を楽しめるこの坪庭空間。単純で味気のない、箱型住宅が一般的になってしまった現代にありながら、住まいの豊かさというものを考えさせられます。
本物の家をつくり続けるけやき建築設計のサイトアドレスは下記のとおりです。
http://www.keyaki-sekkei.com/index.html