千葉市緑区の庭 あと少し 平成24年10月12日
千葉市緑区Sさんの造園外構工事、いよいよ仕上げの段階になりました。
長い年月、おそらく一生の間を過ごすのが家というものです。その家族にとって、長い人生の大切な癒しの場であり心の拠り所が家であり、そして庭なのです。一軒一軒の庭、すべての庭に全力で取り組み、常にその時その時の自分のマックスの集中力で作り上げていかねばなりません。
その中で、最も大切なのが適切な植栽配置と、適切な植栽組み合わせだと思っています。
日々、木々に包まれて心豊かな人生を送っていただくために、庭つくりの要は植栽です。
植栽は、仕上げたその時の見栄えのよさが目的ではなく、その後の長い年月にわたってどのように住環境としての木々を育成管理していくか、そして良い住まいの環境へと育て上げてゆくか、先のことを考えて植えていく必要があります。
2階窓を潤す雑木の枝先。植栽直後ですが、これから月日と共にさらに深い景色の中に家が溶け込んでゆくことでしょう。
主庭脇に設けたベンチの佇まい。
南側の主庭から東のサービスヤードに至る道も、木立の合間を抜けていきます。
サービスヤードに設けた立水栓。かがむことなく立ったまま使える流し台は、庭暮らしの楽しみを倍増させてくれるでしょう。
東側家脇のサービスヤードも木漏れ日の下の快適な空間に仕上げていきます。
枕木2本を建てただけの門柱。雑木の森の住まいにはこのくらいの軽やかさがよく似合います。
庭は生活空間であり、その家族にとっての一期一会の生活環境です。
良い住まいの環境となるよう、一軒一軒真剣勝負で仕上げていきます。