About高田造園の仕事
Our Vision取り組み内容
環境再生型の造園設計施工
現代の庭やランドスケープにおいては、見た目の景観作りを主眼にされることがいまだ多く、見えない土中の環境から豊かに育もうとする視点や発想は残念ながらなかなか見られません。
自然環境の改善計画立案・設計・施工
日本人の暮らしの中では庭や畑だけで暮らしは完結するものではなく、集落総有のいのちの源としての裏山、水源、堀や川があり、その整備はかつては集落みんなの結いの作業で行ってきました。
被災地の復旧計画の計画立案・設計・施工
毎年のように日本各地で大きな災害が繰り返され、その甚大な被害と共に私たちの記憶を塗り替えています。今年(2024年)もまた、元旦早々に能登半島を襲った大地震もまた、私たちに生き方暮らし方、土地との向き合い方の根本を問いかけるようです。
環境作りの中での資源回収・リサイクル
かつての庭作りにおいて、日常の暮らしの中で発生する古材廃材は廃棄されることなく、すべては土に還されて大地の栄養となり、無機物もまたその環境整備の資材として大切に利用されてきました。
どんぐりから始まる森づくり
私たちは、どんぐりを実生から育てる苗木を作っています。
大きな森の大木も始まりは小さな一粒のどんぐりでした。森の中で落ちたどんぐりは、豊かな森の環境の中で守られながら、小さな芽を出し何年も何年もかけて、大木となり森の環境を守る木に育っていきました。
News / Blog新着情報・ブログ
若いころの人生の旅の途中、沖縄で造園の世界と出会い、以来30年以上、庭に向き合い、環境に向き合い、この世界で仕事してきたことになります。
豊かで心地よい環境、人にとってだけでなく、生きものたちが本来あるべき姿で心地よく健康でいられる環境を目指し、追求してまいりました。現場で学び感じながら、作るものも視点も年々変化し、その時、最適と思うものを常に提供してまいりました。
そして人にも環境にも優しいかつての土木造作の痕跡をたどり、かつての環境へのまなざしを取り戻すにつれて、私の活動範囲は庭から地域環境、国土・地球環境全体へと広がりました。
人が短期間の間に地球の地質全体に影響を及ぼしてしまった人新世と呼ばれる現代、我々はどう生きて、何をしてゆくか、常に問いかけて、活動を変えていっております。
今の時代、ますます悪化する自然環境や災害に対して我々はどう向き合うか、自然環境に適応して傷めず、育みながら暮らしの環境を整えてきたかつての技と視点に学び、自然環境の再生につながる環境施工を世の中に広めていきたいと願い、全国どこにでも足を運び、地域の方々と共に学び、感動し、そして地域の魅力を再発見し、そして豊かで懐かしい未来を開いてゆく、そんな取り組みを通して、この技術の定着と社会実装に努めております。
これからも自然の声や時代の奥底からの声に従い、私の活動は変化し続けていくことと思います。
代表取締役高田宏臣